
3年か4年前に読んだ本で、過去に読んだ本の中で5本の指に入る名著。
作者は、二村ヒトシさんというAV監督の本であり、初版は1998年と20年前になる。
タイトルや、作者、表紙の微妙な絵を含め読む気を失わさせる感じであるが、とりあえず読んでみたら?というのが感想になる。
こうすればモテるというマニュアル本ではなく、哲学書に近い本であり、小説のようなものである。
1ページ目から「なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルイからでしょう。」と、いきなりパンチが飛んでくる。
その後、キモチワルイ人ってのは、どういうことか?という話が進められ、
「相手の土俵に乗ること」がモテる条件とあり、「相手の土俵に乗るとはどういうことか?」ということで、どう人と対峙すべきか?ということが書かれていく。
※そこを読むだけでも面白い。
この本を書いたのちに、実際著者は実践し、モテるようになったらしい。
ただ、その「モテた」後に幸せは来ず、加害者意識に襲われるようになり、
その自身の体験を元に、更に深い考察をしていく。
※20年間で何度か加筆されており、モテるとは何か?モテるって、どのような現象なのか?
ということを「心の穴」という表現を使いながら、説明していく。そこがとても深い・・・。
これがこの本の概要であるが、
この本を、私は数年前に読み、仕事やプライベートに応用してみようと実践したところ、
自身に大きな変化が生じた。
1.モテるようになった
2.商談がまとまるようになってきた
ただ、1に関しては、作者と同じようにモテた後にいろんな罪悪感に襲われ始め、悩んだこともあったが、最後は、この本のおかげで乗り越えられた気がする。
2に関しては、仕事に悩んでいる人は、一冊のビジネス本を読むよりも、これを読んだ方がいいかと思う。
オススメの本です。