シベリア鉄道って、何だろう?ということを簡単に書いて、
このあとの話を進めていきたいと思います。
シベリア鉄道は、いつ誰が発案というのは置いといて、
モスクワから極東までを結ぶ鉄道を一般にさすものです。
19世紀にガンガン作り出し、1898年にはイルクーツクまで開通。
※イルクーツク(Irkutsk)なんて、1ヶ月前までは未知の名前だったんで、あまり知らないかもしれませんが、
ウランバートル近くの、バイカル湖の西にある町です。
1904年にモスクワから、東の海のウラジオストク(Vladivostok)まで開通。
要するに、ロシア人は、スッと、モスクワから日本まで攻め込む鉄道を作ったということです。
スッとというより、スルッとソビエトという感じでしょうか。
私の乗った路線は、北京からモンゴルを通り、イルクーツクで合流し、そのままシベリア鉄道に乗る列車ですが、
おそらくソビエト時代に作ったものに違いないと思う。
※あんまりwikipedia にも詳細が書かれていない。
※wiki情報によると、ドイツ、ポーランド、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、モンゴル、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)
にアクセスしているらしい。
北の将軍も、モスクワへはこの電車なら、飛行機を使わずとも行けるということである。
他国から、電車一本で簡単に攻め来られないように対策として、
線路幅を変えており、中国ーモンゴルの国境では、車両(荷台)と車体部分を交換していた。(今後後述)
ちなみにロシアは1524mm幅の線路と幅広である。(日本よりも)
またお気づきであろうか。

左の緑の車両がシベリア鉄道用の車両であるが、電線がかまされていないことを。
(ここは不確かであるが、中国・モンゴルについては電気の供給を行わず走り、ロシアからは完全電気稼働に変わる)
ヘルツや電流の関係で、車両を変えるなど、何度となく、駅で停車し、先頭車両を変えていました。(はず)
ここで、かつて
「バム鉄道」というのを聞いたことがあると思います。(中学・高校の地理歴史に出てくる)
第二シベリア鉄道ってヤツです。
あれは、私自身、ずっとロシア中央部から東を走っている鉄道をバム鉄道と思っていましたが、
あれは、シベリア鉄道が、中国国境近くを走ることのリスクと輸送力の増加のために、
1930年代に着工し、1988年に完成した路線です。
シベリア鉄道よりも北側を走っており、極寒の地区の関係で、相当に完成まで時間を要したようです。
ちなみに、
バムは、バイカル湖ーアムール川の頭文字をとってバムになったそうで、
もう読まれる方の教養にもよりますが・・・
バイカル湖ってどこや?アムール川ってどこや?と思う方のために(ってか自分もよくわかっていなかった)
バイカル湖は、ややロシア東部のイルクーツクの近く、アムール川は、東の端です。
自分の乗った北京ーモスクワの路線は、
マイナーな為か、ほとんど地球の歩き方にも載っていません。
旅好きの方のブログを見てもらうのがベストと思っています。
自分で切符を買えば、4000元弱(2018年10月=約7万円ほど)で買えますが、
ロシア旅行って、事前に色々とバウチャー制度のもと、報告が必要だなんだがあるので、
旅行会社に頼むのがベストと思います。多少の手数料は仕方ないと考えてもいいのではと思います。
私は、ユーラスツアーズに頼みました。
そこの担当者はめっちゃいい人なのでおすすめです。
※自分は基本的にはすべて自分で手配するのが好きですが、今回初めて人に甘えてみました。
※ちなみに、ロシアから今日記を書いていますが、ロシアからユーラスツアーズのサイトはアクセスできなかったです(笑)
あと、1966年から外国人も乗れるようになったようで、
かれこれ50年ほど、世界各国の鉄道ファン・鉄道旅行ファンを楽しませてきた鉄道であります。
以上の基礎情報をもとに読んでもらうと、大変わかりやすく、今後進められるのではと思います。
おさらい
・20世紀初頭にはシベリア鉄道は完成
・現在数カ国とアクセスしている路線
・バム鉄道って懐かしいよね
・線路幅が変わるのは軍事的な理由
・中国・モンゴルはディーゼルで走る?
ちなみに、すべて受け売りの知識なので・・・。